モスクワ大学はまるでお城のような建物だった
この大学のジンチェンコ教授を訪ね、
「記憶を失わないDNA」を取材しにいった
夜になり正門が閉じてからの時間、
構内に入ろうということで教授とボクは
警備室の前を通ることになった
教授はもちろん顔パスだったが
すぐ後ろを歩くボクを警備は呼び止めた
警備員「この怪しい東洋人は誰だ?」
教授「あぁ、コイツは日本人でババコフ」という奴だ
警備員「そうか、じゃぁ入ってよし」
教授室に入ることが出来てボクはすぐに質問をした
馬「さっきはなんと言われたの?」
教授「お前の名前を聞かれたからババコフだと答えたんだ。
悪いなぁ、ロシアじゃオバァさんのこと ババ と呼ぶので
お前は男だからロシア風にコフを付けたのさ」
へぇ〜って
ロシアでもババァというそうだ
それにしてもあの警備員
なぜボクが日本人なのにロシア風の名前がついているんだ?
と疑問に思わなかったのかなぁ
Babakob=それからしばらくの間、
ボクはババコフを名乗ることになる
0 件のコメント :
コメントを投稿