われわれ探検隊は、ラーメンも食べるが冒険もする。
どっかーん、と音がしたと思ったらカメラマンと
ディレクターが船の中でしりもちをついた。
うず潮はすごい勢いでグルグルだ。
瀬戸内海と太平洋が交差するここ鳴門の海に、
潮汐の関係で2メートルもの段差ができている。
そこにわれわれ探検隊が乗った小さな船は、
勇敢にも突っ込んでいったのだ。
船を動かしている若い操縦士は、
先輩になにやらしかられている。
どうやらなにか失敗したらしい。
「おまえ、なにをしているんだ!」
「すみません…だ、だだ大丈夫でしょうか?」
「ええい、もうこうなったら仕様がない・・・」
「そんな、いいんですか?」
「今日の客は探検隊らしいから、多少の危険は・・・」
などと話をしていたのかもしれない。
こわかった。
写真はうず潮の中で、船がくるくる回っていたときの写真。
このまま飲み込まれて、ふたたび浮き上がったら
ブラジルでした、なんてことはないか!

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