20081212

映像制作という仕事


下北沢 Photo by 馬場晃

ボクは映像を制作する仕事をしている。
TV番組が主だが、なにもテレビに限ったことではない。
DVDもあるし、写真やCGみたいなもの、
なんだか解らないけど音楽と映像をmixしたようなものなど。
昔はこんな仕事に就くとは夢にも思ってもいなかった。

映像制作など、実はそれほど得意ではないし、
情熱を傾ける・・・という熱さはそれほどもない。
じゃ、なんでやっているのかというと、
流れみたいなものかな。

「私は映像を制作していますよ!」
「すごいことやっているんだ」
みたいな奴もいる。まぁ、それはそれで立派なものです。
だけどボクはそんなこと微塵も考えたことも、
想像もしたこともない。

最近テレビのニュースで、
「MRI(医療器具)を使って、考えていることが映像になる」
という技術を開発した人がいる、なるほどそれは本当だった。
今後、意識障害者とのコミュニケーションなどに役立つと思う。
きっと、犯罪の容疑者に対しての応用もあるだろう。

頭で考える想像の世界が映像になんてなったら大変だ。
それはそれは壮大な映像が現実のモノとなる訳だし、
もしかすると人類の起源や宇宙の謎まで解るかもしれない。

もっとすごいのは・・・下心が丸見えになったり、
良からぬ?想像が映像になっちゃったりしたら・・・
もう恥ずかしくて街も歩けなくなる。

もうこれは、「筒井康隆」バリの、
SFの世界に入り込んでしまうのではないかと考える。

今後はウソをつくにもそれなりに、
想像力を働かせなくてはいけなくなる。
仕事というより、そっちの方で
映像制作力が試される時代がやってくる。

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